破れの確認
おふとんに小さな破れや穴が空いている事があります。
そのまま洗浄しますと破れ、穴が大きくなる恐れがありますので細かく点検しています。
破れがある場合、生地が洗浄に耐えられないと判断した場合は電話にてご相談させて頂きます。
シミの有無
シミ・汚れの種類・状態を確認し、洗浄工程の担当者へ指示タグにて伝えます。
タグの付け
1点ずつ番号で管理する為に札を取り付けデータ管理を行います。
タグの目的:お客様とお布団をつなぐ情報として管理し今後のお客様へのサービス向上に加え品物の紛失、納品間違いなど事故を防ぐための重要な物です。
掛、敷布団、コタツ布団は1枚1枚手洗いしています。
①【受入れ点検】の担当者からの指示タグを基に再度シミ・汚れの種類と状態を確認し、シミ抜き処理を行った後でお布団全体を洗います。
羽毛布団の場合は、シミ抜き処理後に洗浄機にて洗っていますが、生地が弱っていたり、穴あき修理がされている羽毛布団に関しましては破れ防止の為、手洗いにて洗浄します。
掛、敷布団、こたつ布団類は脱水後に専用ハンガーにかけ、70℃~80℃で90分~150分の時間をかけて乾燥します。(羽毛布団は洗浄・脱水後、タンブラー乾燥機を使用して65℃~70℃で70分の時間をかけて乾燥します。)
長時間しっかり熱を加えて乾燥することで中綿の奥に潜むアレルゲンも99.9%除去します。
乾燥が終わったら水分計を使い水分チェックします。
水分が10%以下で出荷OKとなります。
水分が10%以上だとカビやニオイの原因となりますので、しっかり乾燥します。
シミ、汚れの確認し、問題があれば再度、③【しみ抜き。洗浄】工程へ送り再洗い致します。
縫い目など隙間に入り込んだほこりや毛などを丁寧にガムテープやスポンジを使い取り除きます。
また、毛布などはブラシを使い毛並みを整える仕上げを行います。
“たたみ”についてはお布団のサイズや種類によってたたみ方を決めており、2人1組で手作業で“たたみ”ます。
包装は運搬用ビニール袋にて1点ずつ手作業にて包装します。
(包装用の運搬用ビニール袋について)
・袋に入れたまま保管しますと外と中に温度差が生じ、結露の原因となりますので保管の際は袋から出して保管をお願いします。
包装されたお布団は見出シールを完成の印として発行し貼付し工場完成となります。
完成品を出荷場へ配送先別に一時的に集められます。
お客様毎にお預かりしたお布団が完成すると出荷指示書が発行されセットアップし出荷となります。